リゾートスタイルの注文住宅
アジアンリゾートやハワイアンスタイルを取り入れた注文住宅を建てるポイントを解説しています。
リゾートスタイルの住宅とは
リゾートスタイルの例(ミサワホーム)
http://www.misawa.co.jp/kodate/ziturei/detail/59
住宅に南国のリゾートホテルのような開放的なエッセンスを取り入れたスタイルを指し、東南アジア風のアジアンリゾート、ハワイアンリゾートなどの分類があります。似たスタイルで、ヨーロッパとアジアのセンスをミックスした「植民地風を」表すコロニアルスタイルもあります。ここでは居ながらにしてリゾートのくつろぎ感を住まいに取り入れるポイントを解説しています。
リゾートスタイルの施工事例
パリのリゾートをイメージ
(https://www.misawa.co.jp/kodate/ziturei/detail/59)
施工場所:愛知県
建築費合計:記載なし
特徴:
パリにある高級リゾートのコテージをイメージしてデザインされた二世帯住宅。その外観に合うようにガレージもデザインされており、植栽も行われています。土地は高低差があるのですが、うまく活かしエキゾチックな印象を演出。2棟を渡り廊下で繋ぎ、距離感を保ちつついつでも行き来ができる状態になっています。庭を囲むように2棟が配置されているので、部屋の中から自然を感じられるのも魅力的なところでしょう。たまにウッドデッキの部分に出て自然に触れ合えば、日ごろの疲れも吹っ飛びそうです。日本にいながら外国の雰囲気が味わえるのもリゾートスタイル住宅の魅力でしょう。
バリ島で過ごしているかのような趣
(https://www.misawa.co.jp/kodate/ziturei/detail/42)
施工場所:東京都小平市
建築費合計:記載なし
特徴:
大開口部の外には広いウッドデッキスペースや南国をイメージした庭が広がっており、アジアンリゾートを感じさせてくれます。ダークな色合いを取り入れた床や建具に珪藻土の壁が調和しており、さらに間接照明が活かされて優美なムードへと誘ってくれるでしょう。そんな雰囲気とはガラッと変わり、リビングの一画にはモダンな和室を設置。障子を開放すればリビングとひと続きにすることも可能です。大人数の友人や知人を招いたときも和室やリビング、ウッドデッキなど、それぞれが好みの場所でリラックスして過ごせるでしょう。またインテリアのような浴槽に浸かりながら庭を眺められる時間も、至福のひとときになります。
リゾートホテルで過ごすような贅沢さ
(https://apollo-aa.jp/architecture/patio/)
施工場所:神奈川県川崎市
建築費合計:記載なし
特徴:
1階部分は木材がメインになっており、その上に白いキューブが乗っているようなデザインの外観。その外観からはリゾートのイメージは全く感じられませんが、室内に入れば天井や床など木材がふんだんに使われており、高級ホテルのような雰囲気が醸し出されています。またリビングのソファーに腰掛けると大開口部から広がる景色を独り占め。デッキの中心には木が植栽されており、どの居室からでも眺めることができます。浴槽やキッチンからでも眺められ、誰にも邪魔されずに外気を楽しむことができるでしょう。
最上級のステイタス
(https://www.freedom.co.jp/architects/case678/)
施工場所:東京都
建築費合計:1億円以上
特徴:
アーバンリゾートをテーマに建築された邸宅です。縦横6メートルにもなる広大なバルコニーは、まさに最上級のステイタスといった趣で、どんなに大勢の人を招いても窮屈な感じはないでしょう。またリビングやキッチンとも隣接しているため、より広く感じられます。またプールやデイベッドを配置しており、そこからは都心の風景を眺めることができ、至極の時間を過ごすことができるでしょう。室内の全ての空間にゆとりがあり、都心とは思えないほど贅沢な邸宅に仕上がっています。
リゾートスタイルの注文住宅のポイントは?
自宅でもリゾートのような寛ぎを求める人にぴったりなのが、リゾートスタイルの注文住宅です。リゾートスタイルと言った場合、一般的に南国のリゾートホテルのような開放感に加えて、アジアまたはハワイ、ポリネシアなどのエキゾティックな感覚を程良く付け加えた建築スタイルを指しています。毎日の日常を過ごす家に、旅行で味わえる非日常のスパイスを足すことによって、日々の疲れやストレスを癒やすことができるのがリゾートスタイルの住宅の魅力と言えるでしょう。
「開放感」がキーワードとなるリゾートスタイルの家づくりを成功させるには、内装や外観だけでなく、窓から見える庭の植栽などもトータルでコーディネートするのがベストです。また、リゾートスタイル=南国風というイメージが強いのですが、ウッドデッキやオープンバルコニーなどリゾートスタイルで多用される要素は、冬のイメージがある山小屋風ロッジとも好相性です。植栽を工夫することによって、四季で異なる雰囲気が作れるのもリゾートスタイルの楽しみ方の一つです。
リゾートスタイルの住宅のキーワード
- アジアンテイスト
- 住宅やインテリアでアジアンテイストと言った場合、籐、竹、麻やココヤシを内装や家具、照明などに用いて、バリ島や東南アジアの雰囲気を醸し出すようにデザイン・コーディネートしたものを指しています。具体的にどこの国というハッキリした定義はなく、南国風のエスニックなイメージを表しています。
- ウッドデッキ
- リビングの外にウッドデッキ(木製のテラス)を設置して、窓を開け放つことによってリビングと一体化させる「アウトドアリビング」が近年流行しており、リゾートスタイルの住宅にも取り入れられています。
- シーリングファン
- 天井に取り付けられた送風装置で、ゆったりと回転する大きな羽根が室内の空気を循環させます。カフェなどで多く使われ、コロニアル(植民地風)な雰囲気を演出できます。照明器具と組み合わせて使われることもあります。
- ラタン(籐)素材
- ラタンは東南アジアの熱帯雨林地帯に多く生息する植物で、建材として使われることはありませんが、麻素材の布などと組み合わせてリゾートスタイルの建築にマッチする家具の材料として多用されています。軽くしなやかなので、立体的で複雑なデザインが可能です。
- パティオ(中庭)
- 元々はスペイン語で中庭を指す言葉ですが、リゾートスタイルの住宅でも好まれています。屋外用のテーブルや椅子、パラソルなどを設置してダイニングスペースとして活用される事も多いです。
- ランドスケープガーデン
- 地面に起伏を設け、池や川などの自然の景観を再現するガーデニングの手法を指します。植栽だけでなく風景を作る庭と考えると分かりやすいでしょう。テラスとリビングが一体化した「アウトドアリビング」もある開放的なリゾートスタイルの住宅では、庭がインテリアに近い役割を果たしています。好きなリゾート地の自然を思わせるランドスケープガーデンをデザインし、建物と一体化させて楽しみたいものです。
- シンボルツリー
- 庭や玄関に植える、その家の目印となる植木です。リゾートスタイルの住宅では、建物そのもののリゾート感だけでなく、窓からの眺めを演出する庭造りも大切なポイントになります。好きなリゾート地の植栽を参考にしたシンボルツリーを中心にしたガーデニングも楽しみですが、長い目で見れば地域の気候に合う丈夫な木を選ぶのも大切です。。
- インナーテラス
- 屋内、または半屋外に設置したテラスです。テラスやコンサバトリーとの違いは、大ざっぱに言えば「天井はあるけれども壁がない」こと。雨は吹き込まないけれど、風は通るというのがインナーテラスの魅力です。物干し場として使うこともできるほか、植物を置いてちょっとした中庭気分を味わえるのも嬉しい。スノコ床を使うとリゾートホテルや南国のヴィラのような雰囲気が作れます。
- 床座
- 椅子に座るのではなく、床に直接座るリビング&ダイニングのスタイルのこと。昔ながらの和室に座布団と座卓や掘りごたつという様式だけでなく、洋室のフローリングで床座というスタイルも浸透しています。リゾートスタイルでも床座スタイルのリビングは人気で、アジア風のインテリアとの相性も良い。
リゾートスタイルで建てるならおすすめの注文住宅業者
ミサワホーム
公式サイト:http://www.misawa.co.jp/
大手ハウスメーカーの中では独創性の高さに定評あり
グッドデザイン賞受賞の「蔵のある家」シリーズのヒットなど、大手ハウスメーカーの中では独創性の高い家づくりに定評があるのがミサワホーム。注文住宅でも、施主の希望に応じたリゾートホテル風・別荘風の住まいの建築実績が多数あります。大手ならではの安心感と自由度の高さを兼ね備えたハウスメーカーと言えます。
apollo architects
公式サイト:http://kurosakisatoshi.com/
リゾートホテルも手がける建築設計事務所
日本建築家協会の優秀建築選200に選ばれたことがあるApollo architecttsは、国内外で評価の高い建築士・黒崎敏氏が代表を務める建築設計事務所です。注文住宅以外にもリゾートホテルの設計も担当しているとあって、本格的なリゾートスタイルの住宅の提案を求める人には外せない選択肢です。