注文住宅の費用のハナシ~土地代編~
注文住宅を建てる際に知っておくべき土地代とは?
注文住宅を建てるために欠かせない土地。所有していない方は土地の購入から始めなくてはなりません。土地を購入するときはどれくらいの予算を振り分ければよいのでしょうか。土地代を考えるときに知っておきたいポイントを解説します。
予算を建物代と土地代に割り振る
土地を購入して注文住宅を建てる場合、予算を土地代と建物代に割り振ることになります。半々に割り振ればよいなどと考えてしまいますが、適当に割り振ると、理想の注文住宅を建てられない可能性が高くなります。注文住宅を建てるには、建物代のほか、電気・ガス・外構工事代、調査費などがかかるからです。実際にかかる建物代のうち、20~30%はこれらの費用といわれています。建物代は予想より多くかかることが多いのです。土地代と建物代を安易に割り振ると、建物代の予算が足りなくなる恐れがあります。
土地代を考える前に理想の暮らしを考える
土地代を考えるとなると予算ばかり意識してしまいますが、予算を意識する前に理想の暮らしをイメージしましょう。我が家では、「どのエリアでどんな暮らしをしたいか、どんな家に住みたいか」などを具体的にイメージしました。具体的にイメージしていくことで、土地代と建物代のどちらに重点を置くべきかがわかるからです。さらに、最寄り駅までの時間や通勤・通学に必要な時間、学校・病院・福祉施設・スーパー・コンビニの有無などをイメージすると土地探しをするエリア、土地の予算感も見えてきます。実際には予算があるのですべてを叶えるわけにはいきませんが、優先順位を付ければ理想に近い場所に理想に近い注文住宅を建てやすくなります。
土地代はこれからも上昇し続ける?
土地を購入するときに気になるのが将来の売却価格ですよね。我が家も値上がりしそうな土地を買って将来売却しようかなど考えました。国土が狭くバブルを経験している日本人は、土地の資産価値を高く見積もる傾向があるそうですね。一般的に、土地の価値は下がらないと思われがちですが、今後もこの流れが続くとは限りません。人口減少社会に突入したので、今後は土地を購入する母数が減るからです。もちろん、例外的なエリアはあると予想されますが、全体的な流れとして土地の価格は下落していくと指摘されています。将来的な売却に備えて土地代にウエイトを置きたいと考えている方は、このような指摘があることも理解しておきましょう。
土地代と建物代の最適な比率
実際に、予算を土地代と建物代に割り振るとなると、どれくらいのバランスで振り分ければよいか悩むはずです。誰にとっても最適な比率があればよいのですが、土地代と建物代にそのような比率はありません。人により予算は異なるうえ、エリアにより土地代、価値観により理想の建物は異なるからです。基本的には、建物代を考えてから土地代を考えるといわれています。どれだけ好立地な土地であっても、建物がないと住むことは出来ないからです。土地へのこだわりを加味して、建物代を考えるとよいかもしれません。
土地代はこれからも上昇し続ける?
土地を購入するときに気になるのが将来の売却価格ですよね。我が家も値上がりしそうな土地を買って将来売却しようかなど考えました。国土が狭くバブルを経験している日本人は、土地の資産価値を高く見積もる傾向があるそうですね。一般的に、土地の価値は下がらないと思われがちですが、今後もこの流れが続くとは限りません。人口減少社会に突入したので、今後は土地を購入する母数が減るからです。もちろん、例外的なエリアはあると予想されますが、全体的な流れとして土地の価格は下落していくと指摘されています。将来的な売却に備えて土地代にウエイトを置きたいと考えている方は、このような指摘があることも理解しておきましょう。
総評・注文住宅における土地代について土地代は全体像を見渡してから決める!
土地を購入して注文住宅を建てたい方は、予算を土地代と建物代に割り振りましょう。どれくらいの比率で割り振ればよいかわからない方は、理想のライフスタイルや理想の注文住宅などをイメージしてみてはいかがでしょうか。優先順位がわかるので、希望を実現する予算の割り振りが見えてきます。残念ながら、土地代と建物代に理想の比率はありません。人により置かれている状況が大きく異なるからです。基本的には、建物代に割り振る予算を決めてから土地代に割り振る予算を決めます。とても重要なポイントなので、建築会社などのアドバイスを聞いて、家族でよく話し合ってから決めましょう。
参考URL
- https://chumon-jutaku.jp/knowledge/cost/2-1/1934/
- https://www.homes.co.jp/cont/buy_kodate/buy_kodate_00007/
- http://housenet.jp/article/13527499.html