4,000万円の家
予算4,000万円台で建つ注文住宅とは?
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4000万円でどんな家が建てられる?
実際に注文住宅を建てながら決めた
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ここでは、4000万円台の注文住宅に関する情報を詳しくご紹介しています。4000万円台の注文住宅の建築事例や各種費用の内訳、4000万円の住宅ローンを借り入れた際の返済シミュレーション、必要な年収や頭金などの情報をまとめています。
東京都内で建てられた4000万円台の家の実例を紹介
以下では、実際に4000万円台で建った注文住宅の事例を3つご紹介します。管理人がお願いすることに決めた「フリーダムアーキテクツ」の建築事例を皮切りに、管理人が気になっていた別の建築会社の建築事例も2件ほどご紹介。さすがに上物だけで4000万円ものお金を費やすと、地域では目立った邸宅となるようです。高級感のある住宅をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
3つの建物をブリッジでつないだ回遊性のある邸宅
フリーダムアーキテクツ
画像引用元
https://www.freedom.co.jp/architects/case327/
画像引用元
https://www.freedom.co.jp/architects/case327/
画像引用元
https://www.freedom.co.jp/architects/case327/
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https://www.freedom.co.jp/architects/case327/
住宅の特徴
3つの建物をブリッジでつなぐように仕上げた、個性的でデザイン性の高い邸宅。1階を事務所、2階を住宅とし、デザイン性とともに機能性も追求した注文住宅です。
外観はインパクトのあるグレーの単色。窓が少なめに感じられるものの、中に入ると、中庭を囲むように作られたブリッジから最大限の採光。屋内の明るさにこだわりが感じられます。
家族と会話を楽しみながら調理ができる対面型キッチン。屋内から段差なく移動が可能な中庭スペース。自然の光の中でゆっくりとくつろげる2階の広々としたバルコニー。家族のこだわりをすべて実現した開放感のある邸宅です。坪単価56万円。
施工費用の内訳
施工場所:東京都世田谷区
建築費用の内訳
仮設工事 | 90万円 | 基礎工事 | 275万円 |
---|---|---|---|
石・タイル工事 | 51万円 | 防水工事 | 30万円 |
本体工事 | 1150万円 | 板金・屋根工事 | 94万円 |
金物工事 | 75万円 | 外壁工事 | 352万円 |
建具工事 | 657万円 | 塗装工事 | 35万円 |
内装工事 | 131万円 | 雑工事 | 636万円 |
設備工事 | 347万円 | 諸経費 | 307万円 |
建築費用合計 | 4230万円 |
※その他の費用
- 外構工事費用…80万円
- 設計費用…13~15%
※施工時期・施工エリアによって金額が異なります。
採光と通風にこだわった二世帯住宅兼設計事務所
笹野空間設計
画像引用元
https://www.sasanosd.com/works/21/works.html
画像引用元
https://www.sasanosd.com/works/21/works.html
画像引用元
https://www.sasanosd.com/works/21/works.html
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https://www.sasanosd.com/works/21/works.html
住宅の特徴
ご両親と同居するための二世帯住宅と、施主自身の仕事場となる建築事務所。コンセプトの異なる3つの空間を一つの建物の中に織り込みつつ、その一方で採光や通風などの快適さも最大限まで追求した、難解なプランを実現した邸宅です。
施主ご自身の住宅部分では、お子様を含めて家族みんなが快適に生活できる十分な空間を確保。親世帯の住宅部分では、近所に住む姉家族が来訪しても泊まるに困らない部屋数を設置し、かつ趣味のピアノ室を設けたそう。事務所部分では、施主を含めて最大5名が働けるワークスペースや、打ち合わせルーム、資料室、トイレを設置。第一種低層住居専用地域という悪条件の中で、試行錯誤のすえ、必要なものをすべて織り込んだ住宅兼事務所を作りました。
住宅部分でもっともこだわったのが、光と風。二つの世帯の住宅部分には、それぞれ2つの中庭を設置。中庭と吹き抜けを面するように設計することで、1階部分からも2階部分からも、たくさんの光と風を採り込めるように仕上げました。
条件の多い土地の中で作られた施主の邸宅は、設計事務所のオープンハウスとして公開されることもあるそうです。
施工費用の内訳
施工場所:愛知県名古屋市
費用:4000万円台(内訳の詳細は不明)
60㎡もの広さを有する間仕切りのない1階LDK
アキュラホーム
画像引用元
http://www.aqura.co.jp/usersvoice/price/price_3/detail/file073/
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http://www.aqura.co.jp/usersvoice/price/price_3/detail/file073/
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http://www.aqura.co.jp/usersvoice/price/price_3/detail/file073/
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http://www.aqura.co.jp/usersvoice/price/price_3/detail/file073/
住宅の特徴
関東大震災で被災して建てた家が築後80年を迎え、雨漏りなどの不具合も生じてきたことから、今回、新たに和風モダンにこだわった住宅を再建したという施主。以前の住宅で使われていた床柱や梁は、80年の時を経ても十分にしっかりしていたということで、新邸宅のあらゆる部分で再活用されています。
施主がこだわっていたイメージは、古き良き日本住宅と同じように、固定した間仕切りのない広いスペースを確保するということ。そのこだわりのイメージは、実に60㎡もの広さを有するLDKとして実現しました。近所に住むお子様世帯が来訪しても、全員が自由に過ごすに十分な広さとのこと。広々とした空間ながら段差を作らないなど、老後の生活も考慮した設計にしています。
奥様こだわりのキッチンにも、非常に余裕のあるスペースを確保。作業台を中央に設置することで、調理の効率もアップしたそうです。お子様世帯が来訪して一緒に調理を楽しんでも、キッチンが広々しているおかげでストレスがないそう。
1階を充実させて2階を寝るだけのスペースにした、施主こだわりの機能性の高い邸宅です。
施工費用の内訳
施工場所:関東地方
費用:本体価格4000万円台(内訳の詳細は不明)
西洋の老舗ホテルを思わせるような高級住宅
山栄ホーム
画像引用元
https://www.sanei-home.com/works/588.html
画像引用元
https://www.sanei-home.com/works/588.html
画像引用元
https://www.sanei-home.com/works/588.html
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https://www.sanei-home.com/works/588.html
住宅の特徴
まるで西洋のホテルを思わせるかのような、重厚で風格のある邸宅。石貼りの外壁や、親々仕様ドアの玄関ポーチなど、外観に対する施主のこだわりが強く感じられる住宅です。
中に入ってまず印象的なのが、広々と取られた玄関ホールと、2階の廊下を望むことができる開放的な吹き抜け。床に使用した濃厚なブラウンの無垢材も、玄関の開放感との相乗効果で高級感を演出しています。
外観や玄関の印象と同じように、LDKもまた西洋の高級邸宅を思わせるような作り。無垢材のフローリング、ややクリーム色に近い落ち着いた印象の壁材、照明やテーブル、椅子などのインテリアなど、上質な生活空間を感じさせる細やかな配慮が随所に覗きます。
施工場所は京都府長岡京市。土地面積63坪、建物面積49坪。十分な土地スペースの中に、十分な延床面積を持つ邸宅。夕刻になると、邸宅の壁に設置されたステンドグラスに光がともされ、外壁に貼られた石の凹凸に、高級感のある陰影が生まれます。
施工費用の内訳
施工場所:京都府長岡京市
費用:4000万円台(内訳の詳細は不明)
まとめ:管理人家は「フリーダムアーキテクツ」さんに決めました!
以上、管理人が最終的に決定したフリーダムアーキテクツさんの事例を含め、4つの業者さんが建てた4000万円台の家をご紹介しました。どの家もすごく素敵ですよね。4000万円もの資金が用意できる方は、本当にうらやましいです。
管理人自身がフリーダムアーキテクツさんに決めた理由は、他の業者さんに比べてデザイン性が高いところや、費用の幅にも柔軟に対応してくれるところにありました。今まで、たくさんの業者さんを訪問したり調査したりしてきましたが、それらの中で一番バランスが取れていると感じたのが、フリーダムアーキテクツさんでしたね。家づくりに妥協できない性格も、管理人とフリーダムアーキテクツさんには共通しているポイントです(笑)!
1年半以上の業者リサーチを経て、いよいよ管理人は家づくりをスタートさせます。みなさんも、ぜひ相性や感性の合う業者さんを見つけてくださいね!
4000万円の家のローン返済イメージは?
4000万円の住宅ローンを借り入れた場合の返済イメージについてシミュレーションしてみました。条件を「ボーナス払いなし」「35年返済」としています。
返済総額 | 月々の返済額 | |
変動金利0.5% | 約4,362万円 | 約10万4千円 |
固定金利1.5% | 約5,144万円 | 約12万3千円 |
返済シミュレーションを見る限りでは、固定金利よりも変動金利の返済総額のほうが、800万円弱ほど安くなっています。一見、変動金利のほうが有利にも思えますが、将来的に金利が上昇するリスクを含んでいることを忘れてはいけません。
一方で固定金利は、将来的にも金利が固定されています。景気が良くなって金利が上昇する局面が訪れれば、逆に有利な展開になると考えてください。
変動と固定でどちらが有利になるかは、まったく分かりません。
頭金はどれぐらい必要?
頭金の額は、各世帯の任意で決めることになります。頭金の額が大きければ大きいほど、将来の返済金額が安くなるため、理想としては少しでも多くの頭金を入れるようにしたいものです。
ただし、長期にわたる返済の過程で、世帯に何が起こるか分かりません。緊急時の現金出費(生活予備費と言います)に備え、「預貯金の大半を頭金に入れる」という発想は持たないほうが良いでしょう。
なお頭金を差し引いた生活予備費については、一般に半年~1年分の生活費を残しておくほうが良いとされています。ここから逆算し、頭金の額を検討してみても良いでしょう。
年収はどれぐらい必要?
一般的な銀行で提示される住宅ローンの返済上限額は、世帯収入の約7倍程度と言われています。よって理論上は、年収570万円ほどあれば、4000万円の借入は可能ということになります。
ただし、一人暮らしであれば別ですが、家族を持つ世帯が、実際に年収570万円で月々10万円以上もの返済を続けていくことは、決して容易ではありません。現実的な借入額としては、年収の4倍程度を考えておくようにしましょう。
年収の4倍をベースに計算すれば、4000万円の住宅ローンを組むために必要な年収は約1000万円。10000万円の年収がある世帯であれば、たとえお子様が2人、3人いたとしても、さほど無理なく返済を続けていくことができるのではないでしょうか?
4000万円で希望の家を建てるためのポイント
4000万円台の予算を用意できるならば、デザインや資材、広さ、間取りなどに、かなり施主のこだわりを盛り込むことができるでしょう。
たとえば、デザインにこだわるならば、家の形をL字型にしたり、中庭や屋上を充実させたりすることができます。広さにこだわるならば、延床面積が30~40坪の家を建てることも可能でしょう。素材にこだわるならば、国産無垢材をふんだんに使ったり、内壁に高級感のある漆喰を使ったりすることもできます。
土地代も含めれば、住宅ローンの返済がやや大変になってきますが、それでも、こだわりのある快適な住まいを実現できるならば、なんとか頑張れるのではないでしょうか?